vol5集合

12月17日、東京・秋葉原にてOne JAPAN Vol.5を開催しました。45団体の有志社員約500人に加え、前回より設けた一般枠より約150人にご来場いただき、1周年記念の前回に次ぐ規模の約650人での開催となりました。

今回は、「働くを、問い直す。」と題し、「働き方の先進事例を学び、既存の制約や固定観念を打ち破り、ジブンゴト化すると共に、組織に持ち帰り行動に移す」ことを目的に実施しました。

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冒頭のアイスブレイクでは共同発起人・代表の濱松 誠 (Mac Hamamatsu)、副代表の大川 陽介 (Yosuke Okawa)が登壇。650人の参加者が周囲の参加者と笑顔でハイタッチをした後、それぞれにとっての働くとはなにか、そしてその原体験について振り返り、周囲と共有しました。

その後、改めて共同発起人・代表の濱松が登壇し、オープニング・ピッチにて設立趣旨や取り組み内容、これまでの反響等を説明しました。
2018年の取り組みとして「挑戦する個を増やす」ため、
(1)アカデミアの開催
(2)イノベーター発掘・育成
(3)加盟団体の拡大
(4)One JAPAN Goals(OJGs)の策定
(5)共創事例100プロジェクトを目指すこと
という5つの方針を発表しました。
また、新参加団体のソニーを紹介し、有志団体「知の共有」代表の永谷(Miki Nagatani)より活動内容を説明しました。

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基調講演①では、経済産業省 産業人材政策室長 参事官 伊藤 禎則 氏が登壇され、いかに日本型の雇用をサステナブルにするかについてご講演されました。「たこつぼ≒サイロを壊し、働く人が変わらなければ、企業は変わらない。企業は変わらければ、日本は変わらない。」というメッセージが伝えられました。

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基調講演②では、東京大学大学院 経済学研究科 教授 柳川 範之 氏が登壇。一人では変化を起こすことはできないが、過半数となる必要はない。少人数のミュータント(突然変異)が集まることで伝搬力が増す。組織に縛られない人的ネットワークを形成することで多様な情報とスキルが連携され、リスク分散になる。できないではなく、どうやっていくかを考えようというお話に、参加者も大きく頷いていました。

 

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基調講演③は、予防医学研究者 石川 善樹 氏。20代の時に飲み屋で隣り合ったおじさんに聞いた話として、仕事には「ハードワーク、ブランディング、達成期」があるという導入から、可愛がられる≒仕事を与えられる人間になるにはどうすればいいのか、「仕事、私事、志事」という3つのしごと、一人で非定型の仕事をする(思考する)→みんなで非定型の仕事をする→ひとりで定型の仕事をする(実行する)→みんなで定型の仕事をする、という一人で思考≒Deep thinkから始まるZ(ゼット)のお話などなど。石川氏が講演されている間、会場では驚きと共感の入り混じった「おおおー!」という声が途切れませんでした。

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経営者パネルディスカッションでは、パネリストに
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久 氏
ロート製薬株式会社 代表取締役会長兼CEO 山田 邦雄 氏
武田薬品工業株式会社 取締役 ジャパン ファーマBUプレジデント 岩﨑 真人 氏
モデレーターに
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 浜田 敬子 氏
がご登壇。

何のための働き方改革か?という本質的な議論が交わされました。
青野氏「石垣を作るように、人の個性を活かす」
山田氏「働き方はHOWTO。それを超えて何をするのか」
岩崎氏「粘土層を粘土にしているのは自分たちかもしれない」
などの名言が飛び出す中、モデレーターの浜田氏からも「おかしいと思って変えようとしない人も悪い。声を上げないことで、また違う人が苦しむことを受容してしまっている。」といったコメントがなされました。

QAの時間では、すぐにたくさんの手が挙がり
・スローガンやビジョンをどう策定して、浸透させているのか
・複業解禁されての社内の反応を教えてほしい
・ポジションと給与枠のバランスをどのように考えるか
・会社の風土が変わった瞬間はあったか
・経営層の本音を教えてほしい
などについて登壇者にお答えいただきました。

岩崎さんの「自分のことをアンダー・エスティメイト(過小評価)しないこと。頭を使い、時間・空間のバリアを外してほしい」というメッセージは参加者の心に強く残ったのではないでしょうか。

ワークショップで3~4人一組で心に残った一言と感想をシェアした後は外部ショートピッチを実施。

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外部ショートピッチ①では、ユニリーバジャパンHD株式会社 取締役人事総務本部長 島田 由香 氏が登壇。働く、を問うこと、それは「生きる」ということ。そして、人生は4つ目の「き」を見つける旅で、げんき(元気)、しげき(刺激)、きづき(気づき)、ほんき(本気)を見つけるために、自分とは何者かを知ることが重要だと語られました。また、Passion、People、Purposeのカギとなる3つのPについて、しんぱい(心配)からしんらい(信頼)へ「ぱらダイムシフト」させていこうと呼びかけられました。

 

 

 

 

外部ショートピッチ②では、モティファイ株式会社取締役 ピョートル フェリークス グジバチ 氏より、2050年に誰でも自己実現できる世界を作りたいという想いと、新しいビジネスの考え方についてお話いただきました。一見愚かなアイデアでビジネスをする。知能、服従、勤勉さは自動化できるが、情熱、創造性、率先は自動化できない。そんなクリエイティブエコノミーの波が迫る中で、私たちに「ARE YOU READY TO GET FIRED?」と問いを投げかけられました。

 

 

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外部ショートピッチ③では、埼玉大学大学院 人文社会科学研究科 准教授 宇田川 元一 氏に登壇いただきました。テーマは「弱さを語れるコミュニティを創っていかないか」。正解を探すのはもうやめよう、大切なことは誰かを助けるということ、世界を少し変えることはできる、あなたは世界を変えようとするその人を平手打ちすることも助けることもできる、お互いに生かし合えるように助ける言葉を持ってほしいと低く深みのある声で語ってくださいました。

 

 

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外部ショートピッチ④では、株式会社ジンズ JINS MEMEグループマネジャー 井上 一鷹 氏より、集中力というパフォーマンスのモノサシを研究されてきた知見から、集中力にはリラックスと緊張が必要であるというお話、世界一集中できるオフィスの「Think Lab」のご紹介がありました。知の深化(Deep Think)のために「LIVE YOUR LIFE、自分の人生に集中しよう」と語られました。

 

 

 

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外部ショートピッチ⑤は、一般社団法人at Will Work 代表理事・株式会社お金のデザイン 藤本 あゆみ 氏。働き方を選択できる社会の実現へ向けて、Willを持っていることの大切さ、Work Story Awardや働き方を考えるカンファレンス等についてご紹介いただきました。

 

 

 

 

 

 

外部ショートピッチ⑥は、株式会社ハピキラFACTORY 代表取締役・ソニー株式会社 正能 茉優 氏。「仕事・趣味・友人・家族・恋愛のすべてをバランスよくこなして生きたい」と語る正能氏が、ミレニアル世代の理想の生き方を体現するまでのご経験を、自分の1時間あたり価値をどうやって高めていくか、オンリーワンにどうやってなるか、人生配分表やビュッフェキャリアといったキーワードから、お話いただきました。

 

 

Do宣言をするワークショップに続いては、共創・コラボ提案ピッチ。各セクターで活躍されている3名の方からのお話と、One JAPANにおける共創・ワークスタイルに関する事例報告がありました。
①[共 創]One JAPAN幹事/松坂 俊
――サッカーのユニホームを半永久的にリサイクルできる環境エコシステム。ユニホームにRFIDタグをつけて、歴代の使用選手の情報(=そのユニホームの歴史)が分かるようにする。

②[ワークスタイル]One JAPAN幹事/神原 一光
――One JAPANで定期的に実施している「働き方」意識調査から生まれた、経済同友会とのコラボ事例。経済同友会「みんなで描くみんなの未来」プロジェクトとの共創ワークショップ・共同シンポジウムを開催予定。

③[共創・ワークスタイル]One JAPANハッカソン代表/角岡 幹篤
――昨今注目される、複数社が協力して不確定性の高い事業創出を進める上では、新たな支援の仕組みが必要。経産省と連携し、兼業での働き方(知財ライセンス型兼業)や研究開発型スタートアップ助成の適用を検討していく。

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④[ベンチャー]VISITS Technologies株式会社 CEO/Founder 松本 勝氏

――アイデア価値定量化技術「ideagram」。アイデア出しとアイデア評価のサイクルを独自のアルゴリズムで回すことで、アイデアの価値を定量化。アイデア自体の市場流通が可能に。

 

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⑤[ソーシャル]一般社団法人RCF 代表理事 藤沢 烈氏

――相対的貧困など、多くの社会的課題が見えにくくなってきている。一次情報を自分から取りに行くことで、立場を越えた自分の役割を見つけ出すことができる。同年代の政治家と議論してみるなど、自分の持ち得る一次情報を共有し、課題を解決していってほしい。

 

 

 

 

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⑥[行政]文部科学省 課長補佐 北村 武紀氏

――Center of Innovation構想による大学を核にしたイノベーション・エコシステムの形成。産学連携のその先へ進むための仕組みづくり。3月にディスカッション・イベントを開催予定。

 

 

 

 

そして、全体写真撮影後は立食形式の懇親会を実施。参加者同士での名刺交換や局地的コラボレーションの提案は途切れることがなく、大きな熱量の中、大盛況に終わりました。

ご参加いただいた皆さま、そしてご登壇者はじめご支援くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
また、会場でご協力くださいましたNTT都市開発株式会社様、誠にありがとうございました。

One JAPANは2018年も様々な仕掛けを打っていきます。これからも日本をより良くするために、「実践共同体」としてさらなる歩みを進めていきます。

引き続きのご参加・ご支援のほどを宜しくお願い致します!

■One JAPAN 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/one.japan.org/

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